破産管財人ってどんな人なの?

破産管財人は破産手続きを手伝ってくれる人です。破産手続きは、破産する人の土地や不動産、装飾品、絵画などあらゆる財産を換価処分することにより金銭に換える事で債務者の方に公平に弁済します。
しかし、ここで問題になってくるのは、破産者の財産を換価処分しなければならない事です。

当たり前ですが換価処分すべき破産者の財産を調査したり、換価処分するまで価値が落ちないように管理しなければいけなくなってきます。
財産を調査し、管理、換価処分、弁済などの行為であったり手続きを、すべて裁判所が行うのは非常に難しくなっています。そこで裁判所の代わりに財産の調査や管理、換価処分、弁済などを裁判所から外注され行うのが破産管財人になります。
破産管財人は、破産裁判所によって選任されます。破産裁判所の指導、監督の下において破産手続きを行い、破産財団に属している財産を管理したり、処分をする権利を持っている人の事になります。

相続財産管理人ってどんな人なの?

相続財産管理人は、亡くなった方に相続人がいるかどうかがわからない場合や、相続人の全員が相続放棄をした場合に、亡くなった方の相続財産の調査や管理を行う人のことです。一般的には家庭裁判所から選任された弁護士などが相続財産管理人になります。

相続される方がいないと、相続債権者であったり遺言によって贈与を受けた受遺者は、相続財産からの支払いを受けることが出来ないために本来得られるはずだった相続財産が無くなってしまったり、財産を隠されてしまい不利益を被る可能性があるからです。
その為、亡くなった方に相続人がいるかどうかがわからない場合や、相続人の全員が相続放棄をした場合などでは、家庭裁判所に相続財産管理人を選任してもらう事が一番です。
基本的には住んでいる居住エリアの近くにいる弁護士さんが専任されます。選任された弁護士さんは、相続財産の調査や相続財産の管理や換価、相続財産から必要な支払いを行ってくれます。

相続財産管理人選任を申し立てるためには書類を揃えて家庭裁判所に提出する必要があります。
必要書類は被相続人の出生から死亡までのすべての戸籍謄本や被相続人の住民票除票又は戸籍附票など複数ありますので、事前に調べておいてください。書類が提出されると家庭裁判所によって相続財産管理人が必要であるかが確認されます。
審理の結果によって相続財産管理人の選任を受ける必要が認められれば家庭裁判所は相続財産管理人を選任してもらえます。

破産管財人と相続財産管理人が同時に必要になるケース

破産管財人と相続財産管理人が同時に必要になるのは、借金の沢山あり、資産もある方が亡くなってしまい、遺族が相続を放棄したケースです。
普通でしたら、遺族の方に不動産などは登記変更しますが、相続してしまうと借金が出来てしまうために相続できません。故人に借金があった方でも、土地や不動産を勝手に売却する事はできません。

その為、不動産の権利者がいないので代わりをする人が必要になり相続財産管理人が登場するのです。相続財産管理人が選定されると債権者が一斉に名乗りをあげます。自分の貸したお金を取り返そうとするのは当然の事です。
しかし、遺産相続を放棄されるくらいですから、遺産よりも借金が多くなっております。あまりにも債権が多い場合には相続財産管理人は破産申し立てを行います。そこで登場してくるのが破産管財人になるのです。

破産管財人は、残っている財産を、どのように債務者に分配するかを検討し処理します。このように借金を残した状態では、本来は相続するはずの不動産などもこのように破産管財人と相続財産管理人の強力によって適切に処分される事になるのです。